今回はSer動詞について勉強するわよ
でも、その前にスペイン語の動詞について説明するわね
スペイン語動詞の種類
スペイン語の動詞には「ar動詞・er動詞・ir動詞」と三つの種類がある
ar動詞の例として
・「estudiar(勉強する) 」
・「cantar(歌う)」
・「trabajar(働く)」
などがあるわ
er動詞の例として
・「comer(食べる)」
・「beber(飲む)」
・「leer(読む)」
などがあるわ
ir動詞の例として
・「vivir(住む)」
・「escribir(書く)」
・「abrir(あける)」
などがあるわ
上記の例に出したスペルは「動詞の原形」もしくは「不定詞」と呼ばれており、
時間や使う人称などの影響を受けておらず形が変わっていない状態の事
分かりやすく例えるなら、化粧をしていないスッピンの状態がこちらにあたる
さらに見てもらうと動詞の後ろに「-ar」・「-er」・「-ir」と、それぞれ付いているのが分かると思う
・「-ar」が付いたら「ar動詞」
・「-er」が付いたら「er動詞」
・「-ir」が付いたら「ir動詞」
と覚えておけばいいね
動詞には「ar動詞・er動詞・ir動詞」と三つの種類がある
動詞の規則活用と不規則活用
動詞には3つの種類がある事を記載したが、さらに言うと動詞全般のなかで
規則活用の動詞と不規則活用の動詞の2つのタイプが存在する
動詞と言うのは、「自分が使うか」「相手が使うか」「現在形か」「過去形か」などで言い方が変わる
日本語でも例えば、
「働いてる」「働いた」で
今働いてるのか、働き終わったのか
で動詞の文字が違うわね
スペイン語でも同じように「今なのか」「過去なのか」などで動詞は変化する
動詞の変化にはある程度、
活用によって変化する部分がすべての動詞、同じである事が多い
ただし、
ar動詞にはar動詞の変化
er動詞はer動詞の変化
ir動詞はir動詞の変化
少し変化部分は、バラつきがあるよ
そして、この変化の時に規則的な変化をする動詞と不規則な変化をする動詞
2つのタイプの動詞が存在する
これが「規則活用の動詞」「不規則活用の動詞」と言われるもの
分かりやすく表にしてみると、三種類の動詞と二種類のタイプがあるのがわかる
タイプ | タイプ | |
ar動詞 | 規則 | 不規則 |
er動詞 | 規則 | 不規則 |
ir動詞 | 規則 | 不規則 |
規則活用「変化する形が他の動詞と同じ」
不規則活用「変化する形が他の動詞と少し違う」
で覚えててね
動詞には3種類、さらに「規則活用」「不規則活用」2タイプがある
Ser動詞
Ser動詞は日本語の「〜である」にあたり、英語で言う所のbe動詞になる
使用頻度が高く、また自己紹介などでも使う動詞である
ちなみにSer動詞は
不規則活用の動詞よ
ここからSer動詞の
活用変化の表よ
・Ser動詞「直接法・現在形」
単数形主語 | 単数形動詞 | 複数形主語 | 複数形動詞 | |
一人称 | yo(私は) | soy | nosotros(私達は) nosotras(私達は) | somos |
二人称 | tú(君は) | eres | vosotros(君達は) vosotras(君達は) | sois |
三人称 | él(彼は) ella(彼女は) usted(あなたは) | es | ellos(彼らは) ellas(彼女らは) ustedes(あなた達は) | son |
・Ser動詞「直接法・点過去」
単数形 | 複数形 | |
一人称 | fui | fuimos |
二人称 | fuiste | fuisteis |
三人称 | fue | fueron |
・Ser動詞「直接法・線過去」
単数形 | 複数形 | |
一人称 | era | éramos |
二人称 | eras | erais |
三人称 | era | eran |
・Ser動詞「直接法・未来形」
単数形 | 複数形 | |
一人称 | seré | seremos |
二人称 | serás | seréis |
三人称 | será | serán |
・Ser動詞「直接法・過去未来形」
単数形 | 複数形 | |
一人称 | sería | seríamos |
二人称 | serías | seríais |
三人称 | sería | serían |
・Ser動詞「命令形」
主語 | 肯定 | 否定 |
tú | sé | no seas |
usted | sea | no sea |
vosotros | sed | no seáis |
ustedes | sean | no sean |
・Ser動詞「接続法・現在形」
単数形 | 複数形 | |
一人称 | sea | seamos |
二人称 | seas | seáis |
三人称 | sea | sean |
・Ser動詞「接続法・過去形」
単数形 | 複数形 | |
一人称 | fuera | fuéramos |
二人称 | fueras | fuerais |
三人称 | fuera | fueran |
・Ser動詞「現在分詞」
siendo |
・Ser動詞「過去分詞」
sido |
こ・・・こんなにあるの!
混乱しそうになると思うけど、
今回は「動詞活用はこれぐらいあるんだ」
ぐらいで留めておいてね
Ser動詞は、英語で言う所のbe動詞になる
Ser動詞の用法「人や物を特定する時」
特定の人物や物などを指し示す時に使用する
例文
Yo soy Akira(私はアキラです)
¿Qué es esto?(これは何ですか?)
Son pastillas(錠剤の薬です)
Ser動詞の用法「職業、職務、身分、活動を言う時」
職業、職務、身分、活動などを言う時に使用する
例文
Mi novio es abogado(私の彼氏は弁護士です)
Akira es profesor de japonés(アキラ[男性]は日本語の先生です)
Ser動詞の用法「国籍、宗教、政治的思想を言う時」
国籍、宗教、政治的思想を言う時などに使用する
例文
Soy japonesa(私[女性]は日本人です)
Él es católico(彼はカトリック教徒です)
Ser動詞の用法「出身地、産地、素材を言う時」
人物や物の出身・産地であったり、使用されている素材を言う時に使用する
この場合
「Ser動詞 + de」
を合わせて使用するのよ
例文
Soy de Japón(私は日本出身です)
Esta mesa es de madera(この机は木製です)
Ser動詞の用法「所有物」
人物の所有物を指し示す時に使用する
例文
Es mío(私のです)
Esta silla es de Tarou(この椅子はタロウのです)
Ser動詞の用法「時制、数、順序、合計金額」
時間を伝えたり、日にちを伝える際や数字を伝える際に使用する
例文
Hoy es domingo(今日は日曜日です)
Ahora son las cinco(今5時です)
Son dos mil yen(2000円です)
Ser動詞の用法「主語の無い文の時」
「誰が」と言う訳ではなく、一般的に言われる事であったり、個人を特定して言っていない時など
主語が無い文の際に使用する
例文
Es importante comer bien(食事のバランスを取るのは重要)
この例文だと
世間で言われてるような事だね
主語が無いからSer動詞を使うよ
Ser動詞の用法「イベントや状況を説明する時」
何か開催されている事を伝える際に使用する
例文
El examen es en la clase 3(試験は三番教室で行います)
この例文だと
主語は「El examen(試験)」だよ
主語は文章の一番前になるよ
Ser動詞の用法「物質や性質を表現する時」
物の性質などを説明する時に使用する
例文
El agua es fría(水は冷たいです)
まとめ
・動詞全般に関して
・動詞には3種類「ar動詞・er動詞・ir動詞」と2タイプ「規則活用」「不規則活用」がある
・Ser動詞
・日本語の「〜である」にあたり、英語で言う所のbe動詞になる
・Ser動詞の用法
1.人や物を特定する時
2.職業、職務、身分、活動を言う時
3.国籍、宗教、政治的思想を言う時
4.出身地、産地、素材を言う時
5.所有物
6.時制、数、順序、合計金額
7.主語の無い文の時
8.イベントや状況を説明する時
9.物質や性質を表現する時
以上でSer動詞の勉強は終了よ
動詞活用は
ある程度、動詞全般同じだから
一度覚えたら大丈夫だよ
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