
今回はスペイン語のアルファベットについて勉強するんだね

スペイン語のアルファベットは書き方や順番は英語と同じなのよ
でも、読み方が全然違うの!
次の表がアルファベットの表と読み方よ


うわ・・・覚えるのが難しそうだね
あれ?でもローマ字読みできるのがあるね

その通り!
スペイン語のスペルはローマ字読みと同じ事が多いの
しかも、日本語と同じ母音で成り立っているから発音もしやすい言語よ

母音って事は、日本語の
か行「か(ka) け(ke) き(ki) こ(ko) く(ku)」
は行「は(ha) へ(he) ひ(hi) ほ(ho) ふ(hu)」
青文字の部分の事だね
スペイン語の母音は、日本語と同じ「a e i o u」(あえいおう)
発音とつづりの表
アルファベット | つづり | 発音の仕方 |
A | a e i o u | ア行 |
B | ba be bi bo bu | バ行 |
C | ca co cu | カ行 |
ce ci | 「セ シ」 英語の「th」の発音 | |
cha che chi cho chu | チャ行 | |
D | da de di do du | ダ行 |
F | fa fe fi fo fu | ファ行 |
G | ga gue gui go gu | ガ行 |
ge gi | ハ行 | |
gua güe güi guo | グァ行 | |
H | ha he hi ho hu | ア行 「h」は発音しない |
J | ja je ji jo ju | ハ行 喉の奥から息を吐きながら発音 |
K | ka ke ki ko ku | カ行 |
L | la le li lo lu | ラ行 舌先を上前歯の後ろにつけて 弾くように発音 |
LL | lla lle lli llo llu | ジャ行または、リャ行 |
N | na ne ni no nu | ナ行 |
Ñ | ña ñe ñi ño ñu | ニャ行 |
P | pa pe pi po pu | パ行 |
Q | que qui | 「ケ キ」 |
R | ra re ri ro ru | ラ行 語頭にくる場合は巻き舌 |
RR | rra rre rri rro rru | ラ行 巻き舌発音 |
S | sa se si so su | サ行 |
T | ta te ti to tu | 「タ テ ティ ト トゥ」 |
V | va ve vi vo vu | バ行 |
X | xa xe xi xo xu | 「クサ クセ クシ クソ クス」 Xが母音の前にある場合[例外あり] |
xtなど | 「ス」など Xが子音の前にある場合 | |
Y | ya ye yi yo yu | ジャ行または、リャ行 |
Z | za ze zi zo zu | サ行 英語の「th」の発音 |

次から詳しく記載するわね
アルファベット「Ñ」
「ñ(エニェ)」と発音する


例えば
・「Español(エスパニョル)」[スペイン語]
・Mañana(マニャナ)[明日]
のように、少し可愛い発音になるわよ
日本語の「ニャ ニェ 二 ニョ ニュ」と同じ発音となる
「R」と「L」
「R」と「L」の読み方は、どちらも「エレ」だが、発音の仕方が多少違う
「R」の場合
発音方法 | 舌を弾かずに「エレ」と発音 |
*日本語で「エレ」と発音する時と同じ |

日本語での発音と同じになる

例えば
・「barato(バラト)」[安い]
日本語の「ラ行」と同じだよ
・「L」の場合
発音方法 | 舌を上前歯の後ろに当てて弾くように発音 |
*「エレ」の「レ」を発音する時に、弾いて発音 |

日本語での発音と同じになるが、舌の動かし方が異なる

例えば
・「lección(レクシオン)」[レッスン]
発音する時に「レェ」とならないように「レ」の発音で止めるようにする
のが良いわね
母音まで発音しないイメージよ
比較
発音方法 | |
R | 舌を弾かずに「エレ」と発音 |
*日本語で「エレ」と発音する時と同じ | |
| | |
L | 舌を上前歯の後ろに当てて弾くように発音 |
*「エレ」の「レ」を発音する時に、弾いて発音 |

「R」は簡単だけど、
「L」が少し訓練が必要になるかな
「R」と「L」の読み方は、どちらも「エレ」だが、発音の仕方が多少違う
巻き舌読みになる条件の「R」
「R」のなかには、「RR」と続くスペルや最初が「R」から始まるスペルは
巻き舌読みの発音になる
・「R」がスペルの最初に来る場合

例文:「ropa」[服]

発音のイメージとしては
「ropa」は「ロォォパ」
と巻き舌読みになるわよ
・「RR」と繋がる場合

例文:「perro」[犬]

発音のイメージとしては
「perro」は「ペロォォ」
と巻き舌読みになるわよ
比較
「R」がスペルの最初に来る場合 | 「ropa」なら「ロォォパ」と巻き舌読み |
| | |
「RR」と繋がる場合 | 「perro」なら「ペロォォ」と巻き舌読み |

巻き舌は、
最初から発音できない人も多いから
落ち込まなくても大丈夫よ

僕も最初は巻き舌が出来なくて
3ヶ月練習して、ようやく出来るようになったよ
巻き舌読みになるのはスペルの最初に「R」が付くものとスペルに「RR」と続くもの
「LL」が繋がってる場合の発音
単語の中に「LL」が繋がっているものも存在する
この場合は発音がまた違うものになる


例えば
・「llave(ジャベ)」[鍵]
みたいな感じね
日本語の「ジャ ジェ ジ ジョ ジュ」と同じ発音になる
地域によっては「リャ リェ リ リョ リュ」の発音になる場合もある
「H」は発音しないアルファベット
単語に「H」が入ってる場合、「H」を含めての発音はしない


例えば
・「hermano(エルマノ)」[兄弟]
「h」を発音しないのは何かユニークだね
日本語の「ア エ イ オ ウ」の発音になる
「B」と「V」の発音は同じ
スペイン語の場合「B」も「V」もまったく同じ発音となる
「B」


例えば
・「abogado(アボガド)」[弁護士]
みたいな感じね
「V」


例えば
・「verde(ベルデ)」[緑]
だね
どちらも日本語の「バ べ ビ ボ ブ」と同じ発音になる
「C」は母音によって読み方が変わり、「H」が入るとまた変化する
「C」は母音が「a o u」と「e i」によって読み方が変わる
さらに、「C」に「Hと母音」が付くと発音が変わる


例えば
・「casa(カサ)」[家]
カ行は「a o u」の母音しか使わないわよ
日本語の「カ コ ク」と同じ発音になる


例えば
・「cine(シネ)」[映画]
英語の「th」の発音と同じだよ
日本語の「セ シ」と同じ発音になる


例えば
・「coche(コチェ)」[車]
みたいな感じね
日本語の「チャ チェ チ チョ チュ」 と同じ発音になる
比較
母音 | つづり | 発音 |
a o u | Ca Co Cu | カ コ ク |
| | ||
e i | Ce Ci | セ シ |
| | ||
「H」が付く場合 | Cha Che Chi Cho Chu | チャ チェ チ チョ チュ |

「C」だけで
こんなに読み方が変わるんだね
「C」は母音が「a o u」と「e i」によって読み方が変わり、「H」が付くと発音が変わる
「G」はつづりで読み方が変わる
「G」は3パターンのつづりで読み方が変わる
「G」と母音の間に「U」が入るものもあるので注意
1.日本語の「ガ ゲ ギ ゴ グ」の発音になる「G」


例えば
・「gato(ガト)」[猫]
みたいな感じね
母音「e i」の時はGと母音の間に「u」が入るわよ
2.日本語の「へ ヒ」の発音になる「G」


例えば
・「gente(ヘンテ)」[人]
だね
発音が「ゲ ギ」とならないように注意してね
3.日本語の「グァ グェ グィ グォ」の発音になる「G」


例えば
・「pingüino(ピングィノ)」[ペンギン]
母音「e i」の時だけ、間のUは「ü」となるわよ
比較
日本語での発音 | つづり |
ガ ゲ ギ ゴ グ | Ga Gue Gui Go Gu |
| | |
へ ヒ | Ge Gi |
| | |
グァ グェ グィ グォ | Gua Güe Güi Guo |

うーん、混乱しちゃうね

最初は難しく感じるかもしれないけど
触れていく内に読み分け出来るようになるわよ
つづりによって「ガ行」「グァ行(グゥは無し)」 「ヘ ヒ」の発音になる
「Q」は母音「e i」しか使わない
「Q」は必ず母音との間に「U」を付けるつづりとなる
さらに、使用する母音は「e i」しか存在しない


例えば
・「queso(ケソ)」[チーズ]
みたいな感じね
Qと母音の間にある「U」を忘れないでね
日本語の「ケ キ」と同じ発音になる
「Y」は母音があるか、ないかで読み方が変わる
「Y」は母音が付いた場合、母音が付かない「Y」単体で読み方が変わる


例えば
・「yerba(ジェルバ)」[草]
だね
「LL」と同じジャ行の発音になるよ
日本語の「ジャ ジェ ジ ジョ ジュ」と同じ発音になる
地域によっては「リャ リェ リ リョ リュ」の発音になる場合もある


例えば
・「jersey(ヘルセイ)」[セーター]
みたいな感じね

余談だけど
文章と文章の間に「y」単体で使用する事もあって
その場合、英語の「and」と同じ意味を持つわよ
日本語の「イ」と同じ発音になる
比較
つづり | 発音 | |
「Y」に母音が付く場合 | Ya Ye Yi Yo Yu | ジャ ジェ ジ ジョ ジュ |
| | ||
「Y」単体の場合 | Y | イ |

「Y」と「LL」は母音が付いたら
同じ発音になるから
スペルを書く際は注意が必要だね
「Y」は母音が付いた場合、母音が付かない「Y」単体で読み方が変わる
「Z」は「ザ行」ではなく「サ行」
「Z」は日本人なら「ザ行」で読んでしまいがちだが、
スペイン語では日本語の「サ行」と同じ発音になる


例えば
・「plaza(プラサ)」[広場]
だね
英語の「th」の発音と同じだよ
「ザ行」にならないように注意
日本語の「サ セ シ ソ ス」と同じ発音になる

余談だけど
スペイン発の洋服メーカー「ZARA」も本来は「サラ」と読むのよ

そうなんだ!
日本だと「ザラ」と発音しているもんね!
「X」は母音の前か、子音の前かで読み方が変わる
「X」が母音の前に付いた場合と子音が付いた場合で読み方が変わる


例えば
・「taxi(タクシ)」[タクシー]
少し読みにくいから、慣れが必要だね
日本語の「クサ クセ クシ クソ クス」と同じ発音になる


例えば
・「extranjero(エストランヘロ)」[外国人]
アルファベットの中でも特殊よね
日本語の「ス」の発音になる場合が多い
比較
つづり | 発音 | |
「X」が母音の前に付いた場合 | Xa Xe Xi Xo Xu | クサ クセ クシ クソ クス |
| | ||
「X」が子音の前に付いた場合 | Xt など | スになる事が多い(例外あり) |

ちなみに僕の大好きな国メキシコは
「méxico」と書いて「メヒコ」と発音するよ

Xが母音の前にあるから「メクシコ」と発音しそうだけど
これは、特殊な例外になるから注意してね
「X」が母音の前に付いた場合と子音が付いた場合で読み方が変わる
「D」が単語の最後に付く場合は「ッ」の発音になる
「D」がスペルの一番最後に付く場合は日本語の「ッ」の発音になる


例えば
・「ciudad(シウダッ)」[市]
最初は慣れるまで難しかったよ
「D」がスペルの一番最後に付く場合は日本語の「ッ」の発音になる

「ciudad」を例にすると「シウダッド」の
「ド」を発音する前に、口を軽く閉じて止めるような感覚
で発音すると良いわよ

僕もこの方法で発音したら
メキシコ人の親戚に「上手」と褒められたよ
スペイン語の発音で気をつける事
スペイン語の発音では気をつける事が1つあります。
それは口を大きく開いてしっかり発音する事です!
僕は、日本語も普段あまり口を開いて話していないので
まだ完璧にはできていないのですが
口を大きく開いて発音しないと伝わりにくいようです。
実際に、妻の甥っ子(メキシコ人・5歳)と少し話してみたのですが
「ちゃんと言えてないよ」
と言われてしまい
妻からも「口を大きく開いて話さないとスペイン語は伝わりにくい」
とアドバイスをもらいました。
特に「ウ」の発音は口を尖らせるように発音しないと
現地の人には伝わりにくいそうです
気をつけないといけませんね。

リラックスしながら練習してみてね
表情筋も一緒に鍛えられるから
一石二鳥よ!
まとめ
・スペイン語はローマ字読みで、母音は日本語と同じ「a e i o u」 |
・「ñ(エニェ)」は「ニャ行」 |
・「R」と「L」はどちらも「ラ行」だが発音の仕方が異なる |
・「R」が単語の一番前、また「RR」の場合は巻き舌発音 |
・「L」が「LL」の場合は「ジャ行」 |
・「H」は発音しない |
・「B」と「V」は同じ「バ行」 |
・「C」は母音が「a o u」と「e i」によって読み方が変わり、「H」が付くと発音が変わる |
・「G」はつづりによって「ガ行」「グァ行(グゥは無し)」 「ヘ ヒ」の発音になる |
・「Q」は母音「e i」しか使わないが「H」が付く |
・「Y」は母音が付いた場合、母音が付かない「Y」単体で読み方が変わる |
・「Z」は「サ行」 |
・「X」が母音の前に付いた場合と子音が付いた場合で読み方が変わる |
・「D」が単語の最後に付く場合は「ッ」の発音になる |
・スペイン語は大きく口を開けて発音する |

お疲れ様!
以上でアルファベットの勉強は終了よ

まずは発音をしっかり覚えてから
次のステップに進もう!
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