
今回はスペイン語の比較級
について勉強するわよ

比較級って事は
「バナナより、リンゴが好き」や
「このペンより、あのペンが良い」
みたいに何かと何かを比べる事?

そうそう!
1・「〜より、〜だ」の優等比較
2・「〜より、〜でない」の劣等比較
3・「〜と同じくらい」の同等比較
の3種類で、何かと何かを比較した表現の事よ!

どんな文章で表現するのか
すごく気になるよ!

一緒に詳しく見ていきましょう!
このページでは
・スペイン語の優等比較級の使い方
・スペイン語の劣等比較級の使い方
・スペイン語の同等比較級の使い方
について図や例文を交えながら解説しているわ
きっと理解しやすいと思うわよ!
【スペイン語の比較級とは】
スペイン語の比較級とは、2つのものを比べて「〜より、〜だ」と表す文法の事
以下の3種類があり、比較のためには形容詞・副詞・名詞・動詞を組み込んで使う
・優等比較
| más | + | 形容詞/副詞/名詞 | + | que | + | 比較対象 |
| 動詞 | + | más que | + | 比較対象 |

「(A)より(B)だ」の意味になる組み合わせよ
「〜の方が良い」なんかの時に使う表現ね
・劣等比較
| menos | + | 形容詞/副詞/名詞 | + | que | + | 比較対象 |
| 動詞 | + | menos que | + | 比較対象 |

「(A)より(B)でない」の意味になる組み合わせよ
「〜の方が良くない」なんかの時に使う表現ね
・同等比較
| tan | + | 形容詞/副詞 | + | como | + | 比較対象 |
| tanto/tanta/tantos/tantas | + | 名詞 | + | como | + | 比較対象 |
| 動詞 | + | tanto como | + | 比較対象 |

「(A)と同じくらい(B)だ」の意味になる組み合わせよ
「〜と同じくらい」なんかの時に使う表現ね

次から詳しく、それぞれの比較を解説していくわね
比較級とは、2つのものを比べて「〜より、〜だ」と表す文法の事
【スペイン語の優等比較の使い方】
| más | + | 形容詞/副詞/名詞 | + | que | + | 比較対象 |
| 動詞 | + | más que | + | 比較対象 |
優等比較とは、2つのものを比較して「(A)より(B)だ」と優劣の優を表現するもの
「más〜que」は、一部を除いてどのパターンでも同じ

形容詞・副詞・名詞・動詞、それぞれの使い分けを
例文も交えて説明するわね
・形容詞での使い方
| 主語 | + | más | + | 形容詞 | + | que | + | 比較対象 |
優等比較を形容詞で使う場合は、2つのものの性質を比べる際に使用する
また、主語の性別と数によって形容詞は変化する

性質とは
性格・外見・特徴などの事よ

形容詞については下のページをチェックしてみてね!
例文(単数)
| Taro es más alto que Hanako |
| (タロウはハナコより背が高い) |


もし主語が女性だったら
形容詞は「alta」になるんだね
例文(複数)
| Mis amigas son más simpáticas que los tuyos |
| (私の友達は君の友達より感じが良い) |


例文では
「私の友達」は女性で複数人
「君の友達」は男性で複数人
の設定での例文になっているわよ

比較対象が女性で複数だったら
「las tuyas」になるよ
形容詞では、性質を比べる際に使用し、主語の性別と数で形容詞の形が変わる
・副詞での使い方
| 主語と動詞 | + | más | + | 副詞 | + | que | + | 比較対象 |
優等比較を副詞で使う場合は、2つのものの動作のしかたを比べる際に使用する
また、主語の性別と数に影響せず副詞は常に同形

動作のしかたとは
どんなふうな動きかの事よ

副詞については下のページに詳しく記載してるよ!
よかったらチェックしてみてね!
例文1
| Mi gato salta más alto que el perro |
| (私の猫は犬より高く跳ぶ) |


副詞「alto(高い)」で
動詞「salta(跳ぶ)」の
動作のしかたを表しているのが分かるわね
例文2
| Los niños caminan más despacio que los adultos |
| (子供たちは大人よりゆっくり歩く) |

主語が複数形でも、副詞は常に同形よ
副詞では、動作のしかたを比べる際に使用し、副詞は常に同形
・名詞での使い方
優等比較を名詞で使う場合は、2つのものの量や数を比べる際に使用し
名詞は性別と数によって形が変わる
また、数字を使う際や否定文にした場合に多少ルールが変化する

名詞については、下のページを是非チェックしてみてね
(1.通常での使い方)
| 主語と動詞 | + | más | + | 名詞 | + | que | + | 比較対象 |
比較する2つのうち、どちらの量や数が多いか表す際に使用する
例文(単数)
| Ella tiene más dinero que yo |
| (彼女は私よりお金を持っている) |

単数形の名詞で比較する場合は
「数えられないもの」や「1つのまとまり」の場合で
主に量を比べる際に使用するわよ

そっか!
例文だと「お金」と1つのまとまりで
量を比較している文章になるんだね!

他にも
仕事・時間・情報なども
単数形の名詞で、量の比較に使うわよ
例文(複数)
| Ella tiene más amigos que yo |
| (彼女は私より友達[複数人]が多い) |
| Nosotros compramos más manzanas que ayer |
| (私達は昨日よりリンゴを多く買った) |

複数形の名詞で比較する場合は
「数えられるもの」と複数の場合で
主に数を比べる際に使用するわよ

例文だと
上の例文の主語「Ella(単数)」
下の例文の主語「Nosotros(複数)」
どちらも名詞は複数形になるんだね
名詞の単数形・複数形の使い分け
| 単数形の名詞 | 複数形の名詞 | |
| 使う時 | 「数えられないもの」「1つのまとまり」 | 「数えられるもの」 |
| 比較 | 主に量を比べる際に使用 | 主に数を比べる際に使用 |
単数形の名詞では「量」、複数形の名詞では「数」を比較する際に使用する
(2.比較対象に数字が入る使い方)
| 主語と動詞 | + | más de | + | 比較対象(数字と名詞) |
「〜より多い(数)」と比較対象に数字が入る場合、「más〜que」ではなく
「más de」を使う

比較対象に数字が入ると
人やモノじゃなくて「数そのもの」と比べる事になるの
だから「より多い」の意味を持つ「más de」
に変化させるのよ
例文
| Tengo más de tres perros |
| (私は犬を3匹以上飼っています) |
| Ella gana más de mil euros al mes |
| (彼女は月に1000ユーロ以上稼ぐ) |


数字が複数だと名詞は
必ず複数形になる事を忘れないでね
比較対象に数字が入る場合、「más de」を使う
(3.否定文での使い方)
| 主語 | + | no | + | 動詞 | + | más que | + | 名詞 |
比較対象より数や量が少ない場合は否定文(no + 動詞)を使う
日本語での「〜しかない」の意味となる
また、比較対象に数字が入る場合は「más de」を使用する

否定文で「más que」がすぐ隣同士になるのは
「〜だけ」と制限や限界の意味になるからなの
例文
| Ella no come más que verduras |
| (彼女は野菜しか食べない) |
| Yo no tengo más de un perro |
| (私は犬を一匹しか飼っていない) |


否定文にする事で「〜しかない」「〜だけ」
の意味になるわよ
比較対象より数や量が少ない場合は否定文(no + 動詞)を使う
・動詞での使い方
| 動詞 | + | más que | + | 比較対象 |
優等比較を動詞で使う場合は、2つのものの動作の量や頻度などを比べる際に使用する
日本語での「〜よりもっと〜する」となる
また、主語の人称によって動詞は形が変化する
例文
| Él corre más que yo |
| (彼は私より、もっと走る) |
| Los niños juegan más que los adultos |
| (子供たちは大人より、もっと遊ぶ) |


動詞は主語の人称変化で形が変わるわよ
・Él(三人称単数形) → corre(三人称単数形)
・Los niños(三人称複数形) → juegan(三人称複数形)
動詞では、2つのものの動作の量や頻度などを比べる際に使用する
・優等比較の使い方まとめ
| 形容詞の場合 | 主語 | + | más | + | 形容詞 | + | que | + | 比較対象 |
| 副詞の場合 | 主語と動詞 | + | más | + | 副詞 | + | que | + | 比較対象 |
| 名詞の場合(通常) | 主語と動詞 | + | más | + | 名詞 | + | que | + | 比較対象 |
| 名詞の場合(比較対象に数字) | 主語と動詞 | + | más de | + | 比較対象(数字と名詞) |
| 名詞の場合(否定文) | 主語 | + | no | + | 動詞 | + | más que | + | 名詞 |
| 動詞の場合 | 動詞 | + | más que | + | 比較対象 |
【スペイン語の劣等比較の使い方】
| menos | + | 形容詞/副詞/名詞 | + | que | + | 比較対象 |
| 動詞 | + | menos que | + | 比較対象 |
劣等比較とは、2つのものを比較して「(A)より(B)ない」と優劣の劣を表現するもの
「menos〜que」は、一部を除いてどのパターンでも同じ

形容詞・副詞・名詞・動詞、それぞれの使い分けを
例文も交えて説明するわね
・形容詞での使い方
| 主語 | + | menos | + | 形容詞 | + | que | + | 比較対象 |
劣等比較を形容詞で使う場合は、優等比較同様に2つのものの性質を比べる際に使用する
また、主語の性別と数によって形容詞は変化する

性質とは
性格・外見・特徴などの事だね

形容詞については、下のページをよかったらチェックしてみてね
例文(単数)
| Taro es menos alto que Hanako |
| (タロウはハナコより背が高くない) |


もし主語が女性だったら
形容詞は「alta」になるわよ
例文(複数)
| Mis amigas son menos simpáticas que los tuyos |
| (私の友達は君の友達より感じが良くない) |


例文では
「私の友達」は女性で複数人
「君の友達」は男性で複数人
の設定での例文になっているよ

比較対象が女性で複数だったら
「las tuyas」になるわよ
形容詞では、性質を比べる際に使用し、主語の性別と数で形容詞の形が変わる
・副詞での使い方
| 主語と動詞 | + | menos | + | 副詞 | + | que | + | 比較対象 |
劣等比較を副詞で使う場合は、2つのものの動作のしかたを比べる際に使用する
また、主語の性別と数に影響せず副詞は常に同形

動作のしかたとは
どんなふうな動きかの事だよ

副詞については下のページに詳しく記載してるわよ
よかったらチェックしてみてね
例文1
| Mi gato salta menos alto que el perro |
| (私の猫は犬より高く跳ばない) |


副詞「alto(高い)」で
動詞「salta(跳ぶ)」の
動作のしかたを表しているのが分かるね
例文2
| Los adultos caminan menos despacio que los niños |
| (大人は子供たちよりゆっくり歩かない) |

主語が複数形でも、副詞は常に同形だよ
副詞では、動作のしかたを比べる際に使用し、副詞は常に同形
・名詞での使い方
劣等比較を名詞で使う場合は、2つのものの量や数を比べる際に使用し
名詞は性別と数によって形が変わる
また、数字を使う場合は多少ルールが変化する

名詞については、下のページを是非チェックしてみてね
(1.通常での使い方)
| 主語と動詞 | + | menos | + | 名詞 | + | que | + | 比較対象 |
比較する2つのうち、どちらの量や数が少ないか表す際に使用する
例文(単数)
| Ella tiene menos dinero que yo |
| (彼女は私よりお金を持っていない) |

優等比較同様に
単数形の名詞で比較する場合は
「数えられないもの」や「1つのまとまり」の場合で
主に量を比べる際に使用するわよ

仕事・時間・情報なども
単数形の名詞で、量の比較に使うんだったね
例文(複数)
| Ella tiene menos amigos que yo |
| (彼女は私より友達[複数人]が多くない) |
| Nosotros compramos menos manzanas que ayer |
| (私達は昨日よりリンゴを少なく買った) |

優等比較同様に
複数形の名詞で比較する場合は
「数えられるもの」と複数の場合で
主に数を比べる際に使用するわよ
名詞の単数形・複数形の使い分け
| 単数形の名詞 | 複数形の名詞 | |
| 使う時 | 「数えられないもの」「1つのまとまり」 | 「数えられるもの」 |
| 比較 | 主に量を比べる際に使用 | 主に数を比べる際に使用 |
単数形の名詞では「量」、複数形の名詞では「数」を比較する際に使用する
(2.比較対象に数字が入る使い方)
| 主語と動詞 | + | menos de | + | 比較対象(数字と名詞) |
「〜より少ない(数)」と比較対象に数字が入る場合、「menos〜que」ではなく
「menos de」を使う

比較対象に数字が入ると
人やモノじゃなくて「数そのもの」と比べる事になるの
だから「より少ない」の意味を持つ「menos de」
に変化させるのよ
例文
| Tengo menos de tres perros |
| (私は犬を3匹未満飼っています) |
| Ella gana menos de mil euros al mes |
| (彼女は月に1000ユーロ未満稼ぐ) |


数字が複数だと名詞は必ず複数形になる事を
忘れないようにだね!
比較対象に数字が入る場合、「menos de」を使う
・動詞での使い方
| 動詞 | + | menos que | + | 比較対象 |
劣等比較を動詞で使う場合は、2つのものの動作の量や頻度などを比べる際に使用する
日本語での「〜より〜しない」となる
また、主語の人称によって動詞は形が変化する
例文
| Él corre menos que yo |
| (彼は私より、走らない) |
| Los adultos juegan menos que los niños |
| (大人は子供たちより、遊ばない) |


動詞は主語の人称変化で形が変わるよ
・Él(三人称単数形) → corre(三人称単数形)
・Los adultos(三人称複数形) → juegan(三人称複数形)
動詞では、2つのものの動作の量や頻度などを比べる際に使用する
・劣等比較の使い方まとめ
| 形容詞の場合 | 主語 | + | menos | + | 形容詞 | + | que | + | 対象 |
| 副詞の場合 | 主語と動詞 | + | menos | + | 副詞 | + | que | + | 対象 |
| 名詞の場合(通常) | 主語と動詞 | + | menos | + | 名詞 | + | que | + | 対象 |
| 名詞の場合(比較対象に数字) | 主語と動詞 | + | menos de | + | 対象(数字と名詞) |
| 名詞の場合(否定文) | 主語 | + | no | + | 動詞 | + | menos que | + | 名詞 |
| 動詞の場合 | 動詞 | + | menos que | + | 比較対象 |
【スペイン語の同等比較の使い方】
| tan | + | 形容詞/副詞 | + | como | + | 比較対象 |
| tanto/tanta/tantos/tantas | + | 名詞 | + | como | + | 比較対象 |
| 動詞 | + | tanto como | + | 比較対象 |
同等比較とは、2つのものを比較して「(A)も(B)も同じ程度」と表現するもの
形容詞・副詞・名詞・動詞でルールが異なる

形容詞・副詞・名詞・動詞、それぞれの使い分けを
例文も交えて説明するわね
・形容詞での使い方
| 主語と動詞 | + | tan | + | 形容詞 | + | como | + | 比較対象 |
同等比較を形容詞で使う場合は、2つのものの性質を比べる際に使用する
この場合「〜と同じぐらい」の意味になる
また、主語の性別と数によって形容詞は変化する

性質とは
性格・外見・特徴などの事よ

形容詞については下のページをチェックしてみてね!
例文
| Taro es tan alto como Hanako |
| (タロウはハナコと同じくらい背が高い) |


もし主語が女性だったら
形容詞は「alta」になるよ
例文(複数)
| Mis amigas son tan simpáticas como los tuyos |
| (私の友達は君の友達と同じくらい感じが良い) |


例文では
「私の友達」は女性で複数人
「君の友達」は男性で複数人
の設定での例文になっているわよ

比較対象が女性で複数だったら
「las tuyas」になるよ
形容詞では、同じ性質を表す際に使用し、主語の性別と数で形容詞の形が変わる
・副詞での使い方
| 主語と動詞 | + | tan | + | 副詞 | + | como | + | 比較対象 |
同等比較を副詞で使う場合は、2つのものの動作のしかたを比べる際に使用する
この場合「〜と同じ程度に」の意味になる
また、主語の性別と数に影響せず副詞は常に同形

動作のしかたとは
どんなふうな動きかの事よ

副詞については下のページに詳しく記載してるよ!
よかったらチェックしてみてね!
例文1
| Mi gato salta tan alto como el perro |
| (私の猫は犬と同じ程度に高く跳ぶ) |


副詞「alto(高い)」で
動詞「salta(跳ぶ)」の
動作のしかたを表しているのが分かるわね
例文2
| Los perros caminan tan despacio como los niños |
| (犬は子供たちと同じ程度にゆっくり歩く) |

主語が複数形でも、副詞は常に同形よ
副詞では、同じ動作のしかたを表す際に使用し、副詞は常に同形
・名詞での使い方
同等比較を名詞で使う場合は、2つのものの量や数を比べる際に使用し
名詞は性別と数によって形が変わる
さらに「tan」は「tanto」に置き換わり、名詞の性別・数によって変化する
この場合「〜と同じくらいの数(量)」の意味になる
また、数字を使う場合に多少ルールが変化する

名詞については、下のページを是非チェックしてみてね
(1.通常での使い方)
| 主語と動詞 | + | tanto(a)(os)(as) | + | 名詞 | + | como | + | 比較対象 |
比較する2つのうち、どちらの量や数も同じくらいと表す際に使用する
例文(単数)
| Ella tiene tanto dinero como yo |
| (彼女は私と同じくらいのお金を持っている) |


「dinero(男性形単数)」の影響を受けて
「tanto(男性形単数)」になるわよ

そして、優等比較・劣等比較同様に
単数形の名詞で比較する場合は
「数えられないもの」や「1つのまとまり」の場合で
主に量を比べる際に使用するわよ

仕事・時間・情報なども
単数形の名詞で、量の比較に使うんだったね
例文(複数)
| Ella tiene tantas amigas como yo |
| (彼女は私と同じくらいの友達[複数人]がいる) |

「amigas(女性形複数)」の影響を受けて
「tantas(女性形複数)」になるわよ

優等比較・劣等比較同様に
複数形の名詞で比較する場合は
「数えられるもの」と複数の場合で
主に数を比べる際に使用するよ
名詞の単数形・複数形の使い分け
| 単数形の名詞 | 複数形の名詞 | |
| 使う時 | 「数えられないもの」「1つのまとまり」 | 「数えられるもの」 |
| 比較 | 主に量を比べる際に使用 | 主に数を比べる際に使用 |
単数形の名詞では「同じ量」、複数形の名詞では「同じ数」を表す際に使用する
名詞の性別と数によって「tanto」は「tanta」「tantos」「tantas」に変化する
(2.数字を入れての使い方)
| 主語と動詞 | + | 数字と名詞 | + | como | + | 比較対象 |
数字を入れる事で、具体的な名詞の数を出して比較する際は
「tanto(a)(os)(as)」は使わない

「tanto」は「どれくらいの量・数」のように
少し曖昧な比べ方になるの
でも数字がある事でハッキリと具体的だから
「tanto」は不要なのよ
例文
| Yo tengo tres perros como ella |
| (私は彼女と同じく犬を3匹飼っています) |


数字が複数だと名詞は必ず複数形になる事を
忘れないようにね
名詞に数字を付ける場合、「tanto」は使わない
・動詞での使い方
| 動詞 | + | tanto como | + | 比較対象 |
同等比較を動詞で使う場合は、2つのものの動作の量や頻度などを比べる際に使用する
日本語での「〜と同じくらい〜する」となり、「tanto」は常に同形を保つ
また、主語の人称によって動詞は形が変化する

動詞を比べる時の「tanto」は量・頻度を比べる
副詞扱いになるから
性別や数の影響を受けずに、常に同形なのよ
例文
| Él corre tanto como yo |
| (彼は私と同じくらい走る) |
| Los perros juegan tanto como los niños |
| (犬は子供たちと同じくらい遊ぶ) |


動詞は主語の人称変化で形が変わるわよ
・Él(三人称単数形) → corre(三人称単数形)
・Los perros(三人称複数形) → juegan(三人称複数形)
動詞では、2つのものの動作の同じ量や頻度などを表す際に使用する
・同等比較の使い方まとめ
| 形容詞の場合 | 主語と動詞 | + | tan | + | 形容詞 | + | como | + | 比較対象 |
| 副詞の場合 | 主語と動詞 | + | tan | + | 副詞 | + | como | + | 比較対象 |
| 名詞の場合(通常) | 動詞 | + | tanto(a,os,as) | + | 名詞 | + | como | + | 対象 |
| 名詞の場合(数字が入る) | 主語と動詞 | + | 数字と名詞 | + | como | + | 比較対象 |
| 動詞の場合 | 動詞 | + | tanto como | + | 比較対象 |
【まとめ】
・スペイン語の比較級とは
| 比較級とは、2つのものを比べて「〜より、〜だ」と表す文法の事 |
・スペイン語の優等比較の使い方
| 1・形容詞では、性質を比べる際に使用し、主語の性別と数で形容詞の形が変わる |
| 2・副詞では、動作のしかたを比べる際に使用し、副詞は常に同形 |
| 3・単数形の名詞では「量」、複数形の名詞では「数」を比較する際に使用する |
| 4・比較対象に数字が入る場合、「más de」を使う |
| 5・比較対象より数や量が少ない場合は否定文(no + 動詞)を使う |
| 6・動詞では、2つのものの動作の量や頻度などを比べる際に使用する |
・スペイン語の劣等比較の使い方
| 1・形容詞では、性質を比べる際に使用し、主語の性別と数で形容詞の形が変わる |
| 2・副詞では、動作のしかたを比べる際に使用し、副詞は常に同形 |
| 3・単数形の名詞では「量」、複数形の名詞では「数」を比較する際に使用する |
| 4・比較対象に数字が入る場合、「menos de」を使う |
| 5・動詞では、2つのものの動作の量や頻度などを比べる際に使用する |
・スペイン語の同等比較の使い方
| 1・形容詞では、同じ性質を表す際に使用し、主語の性別と数で形容詞の形が変わる |
| 2・副詞では、同じ動作のしかたを表す際に使用し、副詞は常に同形 |
| 3・単数形の名詞では「同じ量」、複数形の名詞では「同じ数」を表す際に使用する |
| 4・名詞に数字を付ける場合、「tanto」は使わない |
| 5・動詞では、2つのものの動作の同じ量や頻度などを表す際に使用する |

お疲れ様!
以上でスペイン語の比較級
についての勉強は終了よ!

日本語でも比較して言う事はよくあるから
しっかり覚えておきたいね!

まずは練習で
周りのものを比較級を使って
文章にしてみるのがいいわね!




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