
今回は副詞を勉強するわよ
副詞は、動詞や形容詞などの意味を装飾して
より具体的な文章にする品詞よ

さっそく使い方を見てみよう!
「副詞」
副詞とは、「動詞・形容詞・副詞・文章」などを装飾し、詳細や具体的な意味にする品詞の事
また装飾される形容詞などの性別や数に影響は受けず、常に同形

まずは、副詞ありと副詞なしの例文で
何が変わるのか見てみましょう
動詞での例文
副詞なし | Yo como(私は食べる) |
↓副詞muchoを付け足すと | |
副詞あり | Yo como mucho(私はたくさん食べる) |
形容詞での例文
副詞なし | Bonita(かわいい) |
↓副詞muyを付け足すと | |
副詞あり | Muy bonita (とてもかわいい) |
副詞での例文
副詞なし | Él habla bien japonés(彼は日本語が上手) |
↓副詞bienに副詞muyを付け足すと | |
副詞あり | Él habla muy bien japonés(彼は日本語がとても上手) |
文章での例文
副詞なし | Yo como una ensalada(私はサラダを食べる) |
↓文章に副詞aquíを付け足すと | |
副詞あり | Aquí yo como una ensalada(ここで私はサラダを食べる) |

それぞれの例文で、
副詞を付け足す事で表現が変わったのが分かるわね

副詞はどんな時でも同じ形なんだね

ここから、もう少し詳しく見てみましょう
副詞とは、動詞・形容詞・副詞・文章などを装飾する品詞の事
「副詞を置く位置」
・動詞の場合
「動詞」を装飾する副詞は基本的に動詞の後ろに置く
だが、頻度などを表す副詞の場合などは動詞の前に置く事が多い

紫色が動詞
青色が副詞
で色分けして例文を作るわね
1(動詞の後ろに置く場合)
Yo comí demasiado |
(私は食べ過ぎた) |
Yo hablo un poco de español |
(私は少しスペイン語を話す) |

「動詞 + 副詞」
の組み合わせが動詞に装飾する
基本的な形になるわよ
2(動詞の前に置く場合)
Siempre voy al supermercado |
(私はいつも、そのスーパーに行く) |
Todavía no veo esta película |
(私はまだ、この映画を見てない) |

頻度などを表す副詞を動詞に装飾する場合
「頻度を表す副詞 + 動詞」
の組み合わせになるわよ
動詞を装飾する副詞は基本的に後ろ、頻度などを表す副詞は前に置く
・形容詞の場合
「形容詞」を装飾する副詞は、形容詞の前に置く

茶色が形容詞
青色が副詞
で色分けして例文を作るわね
例文
Ella es muy simpática |
(彼女はとても感じが良い) |
Es más grande |
(それは、もっと大きい) |

「副詞 + 形容詞」
の組み合わせが形容詞に装飾する
基本的な形になるわよ
形容詞を装飾する場合、副詞は形容詞の前に置く
・副詞の場合
「副詞」を副詞で装飾する場合もあり、この場合装飾する副詞の前に置く

オレンジ色が装飾される副詞
青色が付け足される副詞
で色分けして例文を作るわね
例文
Ella habla español bastante bien |
(彼女はスペイン語をかなり上手に話す) |
Hablas demasiado alto |
(君は大声過ぎ) |

「副詞 + 装飾される副詞」
の組み合わせが副詞に装飾する
基本的な形になるわよ

ちなみに、二番目の例文で使用してる
「habla alto」で「大声」の意味になるよ
副詞を装飾する場合、装飾される副詞の前に置く
・文章の場合
文章自体を装飾する場合、基本的には文章の前に置く
だが、文章を強調したい場合は文章の後ろに置く

副詞の位置が文章の前後で
何が違うのか例文で見てみよう
1(副詞が文章の前に置かれる場合)
Claramente, ella tiene razón |
(明らかに、彼女は正しい) |

「Claramente(明らかに)」が
文章全体を装飾している事が分かるかしら

確証があるように聞こえるね!
2(副詞が文章の後ろに置かれる場合)
Ella tiene razón, claramente |
(彼女は正しい、明らかに) |

「Claramente(明らかに)」が
文章を強調している事が分かるわね

確かに、日本語でも読み比べてみると
2番目の例文の方が強く聞こえるね
文章を装飾する場合、基本的に文章の前に置くが強調する場合は後ろに置く
・時や場所を表す副詞の場合
時や場所を表す副詞は、装飾する文章などの前後どちらでも置ける
例文(副詞が文章などの後ろに置かれる場合)
El libro está aquí |
(本はここにある) |
例文(副詞が文章などの前に置かれる場合)
Aquí está el libro |
(ここに本がある) |

副詞が前後で変わっても、意味はほとんど同じだから
どっちでも大丈夫なのよ
時や場所を表す副詞は、前後どちらも置くことができ意味も同じになる
「形容詞を副詞として使う」
・男女形の両方を持つ形容詞の場合
形容詞を副詞として使用する事もできる
男性形・女性形で違う形になる形容詞を副詞として使用する場合は、
以下に変化させて使用する必要がある
形容詞女性形 | + | mente |
形容詞から副詞に変化させる例
男女形を持つ形容詞 | 副詞への変化過程 | 副詞 |
(男)rápido/(女)rápida | →(女)rápida + mente → | rápidamente |
(男)cómodo/(女)cómoda | →(女)cómoda + mente → | cómodamente |
(男)educado/(女)educada | →(女)educada + mente → | educadamente |

ゲームのアイテム合成みたいで
面白いね!

変化した副詞も
装飾される詞の性数の影響を受けず
同形で使用され、副詞のルールもそのままよ
男女形で異なる形容詞を副詞として使用する場合、形容詞女性形 + menteとなる
・男女形が同じ形容詞の場合
形容詞を副詞として使用する事もできる
男性形・女性形が同じ形の形容詞を副詞として使用する場合は、
以下に変化させて使用する必要がある
そのままの形容詞 | + | mente |
形容詞から副詞に変化させる例
男女形が同じ形容詞 | 副詞への変化過程 | 副詞 |
(男)fácil/(女)fácil | → fácil + mente → | fácilmente |
(男)suave/(女)suave | → suave + mente → | suavemente |

こちらの変化した副詞も
装飾される詞の性数の影響を受けず
同形で使用され、副詞のルールもそのままよ
男女形が同じ形容詞を使用する場合、そのままの形容詞 + menteに変化させる
・menteが付けられない形容詞
形容詞を副詞として使う場合、menteを付ける事ができない形容詞が存在する
その場合は形容詞の形のまま副詞として使用する

menteを付ける事ができない形容詞のグループを
いくつか表に記載してみるわね
存在や状態を表す形容詞 | 例・「roto(壊れた)」「vivo(生きている)」など |
程度を表す形容詞 | 例・「mucho(多く)」「poco(少し)」など |
序数の形容詞 | 例・「primero(1番目)」「segundo(2番目)」など |
外見を表す形容詞 | 例・「rojo(赤い)」「gordo(太った)」など |
地名を表す形容詞 | 例・「japón(日本)」「españa(スペイン)」など |

これらの種類は
そのまま副詞として使えばいいんだね
menteを付ける事ができない形容詞は、形容詞の形のまま副詞として使用する
「まとめ」
・副詞
副詞とは、動詞・形容詞・副詞・文章などを装飾する品詞の事 |
・副詞を置く位置(動詞の場合)
基本的に後ろ、頻度などを表す副詞は前に置く |
・副詞を置く位置(形容詞の場合)
副詞は形容詞の前に置く |
・副詞を置く位置(副詞の場合)
装飾される副詞の前に置く |
・副詞を置く位置(文章の場合)
基本的に文章の前に置くが強調する場合は後ろに置く |
・副詞を置く位置(時や場所を表す副詞の場合)
前後どちらも置くことができ、意味も同じになる |
・形容詞を副詞として使う
男女形で違う形になる形容詞 | 形容詞女性形 + menteに変化させる |
| | |
男女形が同じ形になる形容詞 | そのままの形容詞 + menteに変化させる |
| | |
menteが付けられない形容詞 | 形容詞の形のまま副詞として使用する |

お疲れ様!
以上で副詞の勉強は終了よ

副詞を使う事で伝えたい事が
より詳しく言えるから会話でも
役に立ちそうだね
コメント