今回は「未来形」と「過去未来形」の勉強をするわよ
「未来形」はなんとなく分かるけど
「過去未来形」って何?
「未来形」は未来の事を推測する時
「過去未来形」は過去のある時点から未来の事を述べる時
に使用するわ
それぞれの未来形について記載するわね
未来形
未来形とは、未来の事を推測する時などに使う
ar動詞「hablar」を例に未来形を表に記載する
ちなみに
未来形は変化する部分が全ての動詞同じなので、
今回はer動詞とir動詞は省くわね
単数形 | 複数形 | |
一人称 | hablaré | hablaremos |
二人称 | hablarás | hablaréis |
三人称 | hablará | hablarán |
「不定詞{(例)hablar}」 + 「未来形活用{(例)一人称}」 = 「hablaré」
上記の組み合わせで構成されており、規則活用タイプであれば、動詞全般が同じ構成となる
不規則活用タイプも同じ構成の物が多いが、
一部の動詞は不定詞の部分が一部脱落したり変化する物もある
未来形での不規則活用タイプの変化部分
未来形の一部の不規則活用の場合、不定詞の部分が変化し後ろに語尾が付く
どのように変化するのか、3つのルールが存在する
ルール1
「不定詞の語幹最後と語尾の{e}が脱落」
例
「hacer(〜する)」を未来形一人称にした場合
hacer → haré
「hacer」の「ce」が脱落
「é」が後ろに付いて
「haré」で未来形になる
ルール2
「不定詞の{e}か{i}がdに変化」
例1
「tener(持つ)」を未来形一人称にした場合
tener → tendré
「tener」の「e」が「d」に変化
「é」が後ろに付いて
「tendré」で未来形になる
例2
「salir(出かける)」を未来形一人称にした場合
salir → saldré
「salir」の「i」が「d」に変化
「é」が後ろに付いて
「saldré」で未来形になる
ルール3
「不定詞の{e}が脱落」
例
「poder(〜できる)」を未来形一人称にした場合
poder → podré
「poder」の「e」が脱落
「é」が後ろに付いて
「podré」で未来形になる
一部の未来形不規則活用の変化は3つのルールがある
◯未来形の用途「未来を推測する場合」
ここからは、未来形の用途について記載していく
まずは、現時点から推測できる未来の出来事を言う場合に未来形を使う
例
Tarou estará cansada(タロウは疲れている状態だろう)
推測できる未来を言う場合は未来形を使う
◯未来形の用途「未来の見込みを言う場合」
未来の事を言う際に、見込みの推測など言う場合に使う
例
Esta noche lloverá(今日の夜に雨が降るはず)
見込みの推測など言う場合は未来形を使う
◯未来形の用途「未来における話し手の意思を言う場合」
実現するか分からないが、話し手が将来に対しての意思を言う時に使う
例
Mañana empezaré(明日から始める)
未来の事でも、
確実に行う場合は未来形でなく、
現在形を使用するわよ
それなら例文は、
本当に始めるか曖昧な表現なんだね
将来に対しての意思を言う時は未来形、より確実なら現在形を使う
過去未来形
過去未来形とは、過去のある時点から未来の事を述べる時に使う
「可能法」と呼ばれる場合もある
ar動詞「hablar」を例に過去未来形を表に記載する
ちなみに
過去未来形は変化する部分が全ての動詞同じなので、
今回はer動詞とir動詞は省くわね
単数形 | 複数形 | |
一人称 | hablaría | hablaríamos |
二人称 | hablarías | hablaríais |
三人称 | hablaría | hablarían |
「不定詞{(例)hablar}」 + 「過去未来形活用{(例)一人称}」 = 「hablaría」
上記の構成になっており、規則活用タイプであれば、動詞全般が同じ構成となる
不規則活用タイプも同じ構成の物が多いが、
一部の動詞は不定詞の部分が一部脱落したり変化する物もある
過去未来形での不規則活用タイプの変化部分
過去未来形の一部の不規則活用の場合、不定詞の部分が変化し後ろに語尾が付く
どのように変化するのか、3つのルールが存在する
ルール1
「不定詞の語幹最後と語尾の{e}が脱落」
例
「hacer(〜する)」を過去未来形一人称にした場合
hacer → haría
「hacer」の「ce」が脱落
「ía」が後ろに付いて
「haría」で過去未来形になる
ルール2
「不定詞の{e}か{i}がdに変化」
例1
「tener(持つ)」を過去未来形一人称にした場合
tener → tendría
「tener」の「e」が「d」に変化
「ía」が後ろに付いて
「tendría」で過去未来形になる
例2
「salir(出かける)」を過去未来形一人称にした場合
salir → saldría
「salir」の「i」が「d」に変化
「ía」が後ろに付いて
「saldría」で過去未来形になる
ルール3
「不定詞の{e}が脱落」
例
「poder(〜できる)」を過去未来形一人称にした場合
poder → podría
「poder」の「e」が脱落
「ía」が後ろに付いて
「podría」で過去未来形になる
△過去未来形の用途「過去から見た未来を表す場合」
過去の時点では、まだ起こっていなかった事が
現在は起こっているかもしれない事を言う時に使う
例文
Takashi dijo que llegaría la semana pasada(タカシは先週着くと言ってたが)
そのような話をした過去を時点に、
現在着いてるか不明な場合が上記の例文のようになるわ
例文の内容を図にしてみたよ
余談だけど、
もし、過去未来形を線過去に変更したら
Takashi dijo que llegaba la semana pasada(タカシは先週着くと言っていた)
となって、
着いてる可能性が少し上がる表現になるわ
過去の時点で、起こっていなかった事が今起こっている可能性がある時に過去未来形を使う
△過去未来形の用途「過去の事を推測して言う場合」
過去の出来事について、推測などを言う時に使う
例文
Está mojado el camino,llovería anoche(道が濡れてるから、昨夜に雨が降ったのかも)
何かの結果の原因を推測する時に使えるね
過去の出来事について、推測などを言う時に過去未来形を使う
△過去未来形の用途「丁寧語として使う場合」
「〜したいのですが」など、丁寧な物言いとして使う事ができる
例文
¿Podría hablarme?(話して頂きたいのですが)
丁寧語としても過去未来形が使える
△過去未来形の用途「忠告や助言を言う場合」
アドバイスなどを言う時に、過去未来形を使う事がある
例文
Tendrías que ejercicio de vez en cuando.
(たまには運動した方が良い)
アドバイス、忠告などを言う際に過去未来形を使う場合がある
まとめ
・未来形と過去未来形
・「未来形」は未来の事を推測する時に使用
・「過去未来形」は過去のある時点から未来の事を述べる時に使用
・一部の不規則活用の変化ルール
1.「不定詞の語幹最後と語尾の{e}が脱落」
2.「不定詞の{e}か{i}がdに変化」
3.「不定詞の{e}が脱落」
・未来形の用途
1.推測できる未来を言う場合
2.見込みの推測など言う場合
3.将来に対しての意思を言う時は未来形、より確実なら現在形を使う
・過去未来形の用途
1.過去の時点で、起こっていなかった事が今起こっている可能性がある時
2.過去の出来事について、推測などを言う時
3.丁寧語としても過去未来形が使える
4.アドバイス、忠告などを言う際に過去未来形を使う場合がある
以上で未来形と過去未来形の勉強は終了よ
混乱しないように
両方の用途を
理解しておく必要があるね
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